最近、オンライン診療が普及してきたことで、低用量ピルユーザーが増えている気がしています。私も20歳の頃から約10年間、トリキュラーという低容量ピルを服用していました。現在は30歳、妊活中のため、服用はストップしています。
私がピルを飲み始める時、病院の先生からは「将来の妊娠には影響ないし、むしろ飲み続けておけば妊娠したいと思った時に授かりやすい可能性もある」と言われていました。
今回の記事では「10年飲んだピルを辞めてみた後、実際すぐに妊娠できたのか」ということについて、実体験をもとに書いていこうと思います。
ピルを始めたきっかけ
私が低容量ピルを服用し始めたのは20歳の時です。生理不順があったので、ピルを飲めば管理がしやすくなるかなという、すこぶる軽い気持ちでした。
病院ではトリキュラーが処方されました。飲み方や効果、副作用などひととおり説明を受けるなかで、将来の妊娠への影響についても説明がありました。先生の話では「ピルを飲めば排卵が止まる。ただしそれは服用している間だけの話。妊娠を希望する場合は、服用をやめればどんなに遅くても3ヶ月程度で元の状態に戻る」とのこと。
「ピルを飲むと妊娠しにくくなると思われがちだけど、そんなことはないよ」と言われ、それならよかったな、と思っていました。
10年続けたピルをやめてみた
ピルをやめたタイミング
その後も不都合もなくピルを飲み続け時が流れること約10年、2024年2月、29歳の時に入籍しました。子どもは早めに欲しいけれど結婚式と新婚旅行もあるし、と悩み、先生に相談することに。
結婚式の予定は半年後の8月。主治医からは、すぐに排卵して妊娠する人もいる。妊娠すると体調が変化しやすいので、式後にピルをやめてみてはどうかとのアドバイスを受けました。
結局、2024年9月なかばに最後の出血を確認して、ピルをやめました。ちなみに、ピルを飲んでいた時は副作用や不正出血などのトラブルは一度もなく、きっちり28日周期で出血が起きていました。
生理が再開しない?
特に何の根拠もなかったのですが、翌月には生理が再開すると軽く考えていた私。
ですが待てど暮らせどその気配がなし。結局、生理が来たのはピルをやめて4ヶ月近く経った2025年のお正月過ぎでした。しかも出血量は異常に少なく、おりものシートを数回取り替えれば済むレベル、かつ2日で終了。
これは何かおかしいぞ、とすぐに受診すると「排卵している様子がない」とのこと。
主治医からは、ピルをやめたら「卵巣が元の状態に戻る=排卵が起きる」が、筆者の場合、元々排卵がうまくできていなかったので、卵巣が元の状態に戻っても排卵しにくいのでは、という話がありました。
10年続けたピルをやめた結果
筆者の場合、ピルを10年飲み続けていても特に排卵しやすいということはなかった、という結果になりました。
心のどこかでは「ピルを飲んでいたから、望めばすぐに妊娠できるはず」と思っていたので、がっかりしたというのが正直なところです。ピル服用中も、年1回の血液検査と子宮頚がん検診は欠かさず、異常もなかったので。
主治医からは、あくまで「元の状態」に戻っただけで、ピルを飲んでいたから排卵しにくくなったわけではないと言われたので、ピルを飲んでいたことに後悔はありません。
飲んでいる間、生理痛に悩まされることもほとんどなくなり、出血がきっちりした周期で起こるので。就職活動や資格試験、旅行やその他大事な予定などは組みやすかったですし、私の場合は副作用も全くと言っていいほどなかったので、メリットがかなり大きかったです。
あくまで一個人の体験談ですが、こんなケースもあるんだな、くらいに思っていただければと思います。
そうは言っても、このままだとスムーズな妊娠は難しそうなのは事実。そこで私は次のステップに進むことにしました。そのことについては別の記事で書いていますので、もしよろしければ読んでいただければと思います。
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