前回の記事では、私が10年間服用していた低用量ピルをやめた話について書きました。ピルをやめる=すぐに妊娠可能と思っていた私、どうもそうではないということに気がついたので、不妊治療専門クリニックに受診しました。
この記事では、受診を決めた時の心境やクリニックを選んだポイントについて書いていきます。
受診を決めた時のこと
迷いはなかったのか?
結論から先に書くと、受診することに全く迷いはありませんでした。理由として
- 夫とは交際して約10年、うち同棲して2年で結婚しているため、もっと2人の時間を持ちたいというより、子どもを持ちたかった。
- 現段階では子どもは2人以上欲しいと考えているため、早ければ早いほどいいと思った。
- 妊娠のことに限らず、日頃から不調があればかかりつけ医に気軽に相談するタイプで、病院に抵抗がなかった。
ことが挙げられます。
私は現在30歳。2人目以降をある程度の年齢差で出産するとしたら時間がないなと思ったので、自己流で妊活するよりは、すぐに専門家の力を借りた方がいいなと考えました。
また、私は日頃からほとんど病院にかかることに抵抗がありません。私の友人の中には「悪い病気が見つかったら怖いから」「痛い検査が怖いから」「薬が嫌だから」と病院にかかるのを嫌がる人も多いのですが、私はその逆。
「悪いものはさっさと見つけて欲しい」と思ってしまうのです。 私はせっかち、かつ能天気。検査のこともあまり考えません。痛ければ痛いで何とかなるだろう精神です。薬にもほとんど抵抗なし。頭が痛ければすぐ鎮痛剤に頼るタイプ。
こればかりは個人の性格と、置かれている状況によると思います。不妊治療はスムーズにいくことばかりではないので、まずは自分がどうしたいか考えることが大切です。
クリニック選びについて
クリニックに通い始めた当時、私はフルタイム勤務をしていましたそれも踏まえ、クリニックを選ぶときに重視したポイントをまとめてみます。
通いやすい場所にあるか
不妊治療は仕事が休みの週末に通えばいいというものではないのが大変なところです。仕事の前後や合間に通うことができるよう、職場の近くでクリニックを探しました。また、私は自家用車を持っていないので、駅から近い場所にあるかというのも重視していました。
夜遅くまで診察しているかどうか
これも主に仕事の都合です。仕事終わりに通う都合上、16:00や17:00で診療が終わってしまうクリニックには通えないと判断し、夜遅くまで診察しているクリニックを選びました。
初診予約が早めに取れるかどうか
クリニックを探していて気がついたのが「初診まで数ヶ月待ち」というクリニックがザラにあるということでした。せっかちな性格ゆえ、なるべく早く見てくれるクリニックを選ぶことにしました。
私自身は重視しなかったこと
- 口コミ
口コミは、見れば見るほど良い意見、悪い意見がどちらも出てくるので、実際に通ってみて相性を確かめてみるしかないなと思いました。
- 女医さんがいるかどうか
私は日頃婦人科にかかる時も医師が男性か女性かはあまり気にしませんが、女医さんを希望する人は、事前に確認した方がいいと思います。
あくまで個人的な意見ですが、これまで婦人科にかかった経験では、女性より男性の方が丁寧に診察してくれることが多かった気がしています。毎年のように子宮頸がん検診などで内診を受けているうちに、恥ずかしさも感じなくなりました。
夫のことについて
夫の意見はどうだったのか
ここまでは私(妻)目線でクリニック選びのことなどを書いてきましたが、不妊治療においては「夫婦の意見をすり合わせるのも大切です。
と、書いてみましたが、実は私、夫にはどこのクリニックに通うといったこと以前に、治療を始めるということすらまともに相談しませんでした。
「なるべく早く授かりたいから、早々にクリニックを探してもいいかな」程度に軽く話はしていましたが、具体的なことは何も考えておらず。なので、クリニック選びは全て妻主導です。
後になって「私一人で決めてしまってよかったのか」と聞いてみましたが「女性側の方が通院回数も圧倒的に多いし、色々調べて決めたのは分かっているからそれでいい」とのこと。交際している時から必要なことはとことん調べる私と、あまり下調べはしないタイプの夫、ということは分かっていたのも大きかったと思います。
とはいえ、私たちの場合はたまたまうまく意見が合ったというだけなので、事前に意見をきちんと確認しておくことをおすすめします。
受診に抵抗はなかったのか
夫自身も、受診に抵抗はなかったようです。私と違い、病院大嫌い、注射大嫌いの夫ですが、身近に職場や知人に不妊治療経験者がいたこともあり、自然に任せたいというこだわりはなかったとのこと。別の記事で書けたらと思いますが、検査にも協力的でした。
ただ、私が頻繁に血液検査をしているのを見て「俺には無理だ…」と言っていたので、夫婦で男女が逆転していたら、スムーズには行かなかったかもしれません。まあ、子どもを授かったら女性は注射どころの痛みでは済まないんですけどね。
まとめ
ここまで、不妊治療を行うと決めるまでのことや、実際のクリニック選びについて書いていきました。私の経験を踏まえると
- 自分の気持ち
- (生活リズムを踏まえて)通うことが可能なクリニック選び
- 夫婦で意見をすり合わせること
が大切です。不妊治療において年齢は大きなポイントになるので焦る方もいるかもしれませんが、この先どのくらいの道のりになるのか分からないことでもあるので、納得いくまで検討することをおすすめします。
その後私がクリニックに通い始めた話や検査などの話はまた別記事で書いていければと思うので、よろしければご覧ください。
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